氷心会について


中国・唐代の詩人、王昌齢(おうしょうれい)の漢詩に由来します。
芙蓉楼送辛漸(ふようろうにてしんぜんをおくる)
寒雨連江夜入呉 寒雨江に連なりて 夜呉に入る
平明送客楚山孤 平明客を送れば 楚山孤なり
洛陽親友如相問 洛陽の親友 如し相問わば
一片氷心在玉壷 一片の氷心 玉壺に在りと
南京にいる王昌齢を訪ねた辛漸を見送るとき、洛陽の友人に「私の心は壺の中にある澄み切った氷」のようだと伝えるよう言った、という漢詩です。
つまり、「一片氷心」は澄み切った氷のように綺麗な心のこと。そのような心で書に向き合いたいと言う思いから「氷心会」と名付けました。
冰の字を使うか迷っているのですが、誰にでも親しみのある「氷」を今は用いています。いずれ変えるかもしれません。
氷心に
こめた想い
いちばん
大切にしている
価値観
書はとっても創造的
お手本をそっくりに書き写すことが書の一番の基本、そう思っていませんか?
もちろん「模倣」は書における大事な要素の一つです。
でも、書はもっと創造的で面白い。
理由を、ここでは2つ紹介します。
1つ目は、書が個性が発揮できるものであること。誰も、全く同じ線は引けないし、同じ文字は書けません。自分の個性を実感して、他の人の個性も知ることができます。みんなが同じ手本に向き合っていても、誰一人同じものが書けないこと、それってとてもおもしろいいことだと思いませんか?
2つ目は、書が多様性を持っていること。一つの文字でも、実はたくさんの書き方があります。実は、正解なんてないのです。道具も墨色も、とても多様です。あなたが好きなものを選んで、それを書けばよいのです。
でも、創造性を発揮するためには、訓練としての「模倣」は大事。
昔の人も、そうやって書の伝統を守ってきました。
みなさんも、日本が誇る書文化の担い手になりませんか。
(大切にしている価値観①②③につづく)
大切にしている
価値観
① 書けば書くほど、誰でも上達する
筆と、ペンと、文字と触れ合う時間が長ければ長いほど、絶対!上達します。
もちろん、上達の速度は人によって様々ですが、時間をかければ上達するということは、間違いありません。
苦手でも、不器用でも、その人なりの上達曲線があります。
得意で、器用な人でも、その人なりの壁はいつか現れます。
それが書の面白いところだと思っています。
② 誰も、同じものを書けない。自分でも、二度と同じものが書けない。
それでいいんです。だから面白い。
ふとした瞬間に引ける奇跡の一本、とても気持ちよく書けた奇跡の一枚。
もう一度それが書きたい、何度も何度も書けば、それに出会えるかもしれない。
私自身、たくさんの人のたくさんの作品を見てきて、その人の線のいいところ、その人の作品の素敵なところを、すぐ見つけることができます。この人の文字には、こんないいところがある、それが個性、それに気づく瞬間が大好きです。
③ 書は、奥が深い
「書道字典」というものがあります。ある漢字を調べると、過去の人が書いた多様な形のその文字が、数行にわたって書かれています。同じ文字でも、多様な書き方があります。そして、その文字が書かれた背景を探ると、深ーい歴史について学べます。
書道用具屋さんに行くと、たくさんの筆があります。筆も手作り。毛質が違うと、これは同じ「書く」という行為なのだろうか!と思ってしまうくらい違います。墨も、黒と一言にまとめてはいけません、いろんな墨色があります。硯も、石の種類によって磨り心地も墨色も変わってきますし、紙も、紙質によってまったく書き味が違います。
「筆で文字を書く」という点にとどまらず、文字そのものの面白さ、歴史、道具の面白さ、色々なところに興味の幅を広げることができますね。
皆さん自身の生活のなかで、書の立ち位置は様々です。
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月に数回、教室でちょっと書きたい
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ボールペンの字がサラサラ書けるようになりたい
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できるだけ早く師範を取得したい
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師範は取得したいけど自分のペースでいい
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展覧会に出品してみたい
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将来じぶんの書道教室を持ってみたい
全ての方が、ご自身のペースを選べるように、
もっと学びたいと思う方が学びを深められ、
ちょっと疲れたなという方が遠慮なく休めるようなお教室にしたいと考えています。
